就職活動を終えての雑感

 就職活動を始めるにあたって次のような問題があった。

  1.  前々職及び前職を短期間で退職していること(2年と1年半)
  2.  前職を退職してからの空白期間(約一年半)
  3.  うつ病であること

 1については営業成績のノルマ達成へのストレス、2については資格所得のための勉強期間であったと説明した。

 問題は3である。とりあえず面接の際にその事実を話すか話さないか選択しなければならない。最初は正直に話していたが、ネット上のいろいろな意見を見て、うつ病であることを明らかにした上で採用されることは難しいだろうと判断し、隠すようになった。その際に自分の気持の上で倫理的にこれが正しいことなのかという葛藤があった。

 隠すことに決めたのは、ハローワークで地元の精神障害者向けの障害者雇用はどれくらいあるのかと尋ねた時に、精神障害者である場合選考の過程でほとんどハネられてしまうと聞いたからだ。障害者雇用でもそうなのだから一般の求人はさらにその傾向は強いだろう。

 当たり前だが、生きていかなければならない。そのためには職に就いてお金を稼がなければならない。そしてこの大前提と「正直であること」は精神障害への偏見のある今の社会では両立しないと思った。そこで後者よりも前者を優先することにした。「社会が悪い」という言葉はほとんどの場合甘えとして受け取られるが、でも俺はやっぱり社会が悪いと思う。ただ社会が悪いと言い募っても現状を変えることはできないので、その悪い社会の中での生存戦略として、うつ病であることを志望先に明らかにしないことにした。

 それでも罪悪感があるかと言えば、ある。