子供の泣き声

 漫画家の西原理恵子の『毎日かあさん』に赤ん坊の泣き声が鈴の音に聞こえると言うおばあさんが出てくる。しかし現実にはその泣き声に神経を掻き乱され虐待に走る人もいる。多分前者のおばあさんなどは既に悟りの境地に入っている人で、それ以外は虐待に至らなくても、うすーく不快感を感じる人達なんじゃないかと思う。

 その不快感は人が赤ん坊や幼児の世話をせざるを得ないように導くもので動物としてそういうシステムを採用しているということなんだろう。

 そして、たまにそれが誤作動を起こして子供を殺したりする。

 赤ん坊や幼児の泣き声を聞き、イラつきを覚える自分を発見する度に本能の暗い落とし穴が目の前に現れてゾッとする。