自分の役割

 無職の生活を一年以上続けていると世の中に自分の居場所がないような気がしてくる。こういう気持ちを打ち消すには仕事をすることが一番手っ取り早いが、その仕事がなかなか見つからないから所在なさを感じているのでどうすることも出来ない。

 

 ますますうつが酷くなりそうな状況ではあるが、最近は自分にも仕事とはいえないが役割ができた。

 

 姉が子供を産み上の子をつれて実家である我が家に帰ってきているので、その二人の子守をすることで日々を過ごしている。子供を公園に連れて行き一緒に遊んで昼寝をさせお風呂に入れる。ただそれだけのことだが、おじとしての役割を果たすことで社会からは認められなくても家族から認められているという実感を得ている。これが自分の精神衛生に役立っていることは間違いない。

 

 下手をすればその辺の日雇いのバイトなんかよりもよっぽどやり甲斐を感じている。それは子供を取り巻く色々な関係性の中でおじという自分の役割を果たすことが出来るのは自分しかいないからだ。普段の仕事の中で「これは〇〇さんじゃなきゃできない」と言われれば嬉しいように今この状況の中で親でもなく祖父・祖母でもなくおじとして自分しかできない仕事が山積みであることはうれしいことだ。

 

 そのうち自分の手が必要と無くなる日が来ることも承知のうえで今の自分の生活の中においては、おじとしての役割が自分の命綱になっている。